君をみるしかなかった

儚い男の子の夢追う姿を傍観するだけ

紫耀くんと大野さんと東山さん

自分のただのエゴやら願望やらかもしれないけど、いつか紫耀くんには大野智と出逢ってほしいと強く思っている。
それは好きな人たちが同じステージに立っているのがみたいっていうのももちろんあるんだけど、それ以上に紫耀くんに一度で良いからこの人だけには絶対に負けたくないって思ってほしいから。



紫耀くんって実は誰よりもライバル意識が強いんじゃないかと感じることが多くて、ふわふわしてる人だから心の内がほとんど見えないし、ライバルは全員とか、全員に負けたくないっていう言葉を使うから明確なものが無くて心の炎を見つけるのがとても難しい人。





だけど、誰よりも闘争心があってプライドがすごく高くて、だから努力は絶対に人に見せないように隠すし、精神的につらい、きついって感情は絶対に出さないし、いつも飄々としているように見せる人だと思ってる。




でも、プライドが高いからこの人にこの部分では劣ってる、だからここをもっと伸ばそうとか部分的に誰かの自分より優れてるところを認めたりはする。
だけど、この人には何をしても敵わないと思った経験がない気がして。ライバルに山下くんの名前をあげることもあったけど、どちらかといえばそれは憧れであって、あわよくばお近づきになりたい、みたいな感情だと思ってる。そういう感情ではなく、誰かに圧倒されることが今までになかったのかな…?と。それが挫折かはわからないけど、完全に負けたと思ったことが無さそうで。




それが悪いわけでは無いし、紫耀くんに挫折を経験して欲しいなんて1ミリも思わないし、紫耀くんのその不完全な完璧さがとても好きでその歪さに惹かれてる。

でも誰か1人、紫耀くんがこの人(存在)にだけは追いつきたい、追い越したいと思える人を見つけて欲しくて。そういう強烈な羨望や嫉妬、執着をぶつけられる相手を見つけて欲しくて。それが大野智ならすごく理想的だなぁと。





大野さんもJr.のときに京都で長い間舞台をやってて、もちろんそれは先輩のバックだけどその時に東山さんと出逢ってたくさんの経験をして挫折を味わってて。「自分なにやってんだろう?」って泣きながらステージに立ってしまったこともある。紫耀くんも、長い舞台中に途中で自分が何やってるのか分かんなくなっちゃったって言ってたことあるし、2人は同じような虚しさ(かどうかはわからないけど)みたいなものを感じてたのかもしれない。








大野さんも紫耀くんみたいになんでもこなせちゃうし全部ある程度の完成度(がめちゃくちゃ高すぎる)にもっていけちゃう天才肌なのに絶対に努力を怠らなくてその努力を人にひけらかすこともなくて。たぶんそういうアピールが恥ずかしいって照れてるんだろうけど。






でもってきっとやっぱりデビューして十何年も経ってる大野さんのオーラはすごいんだよ。コンサートのソロは本当に誰しもがひれ伏してしまうくらいのもので。紫耀くんが自分の色を出せなくて飲み込まれてしまう場面に立ち会いたい。その経験を通して大野智には負けたくないって思ってほしい。








必死にパフォーマンスしてるのに自分らしい色が分からなくなって必死に頑張っているのに自分のペースが掴めなくなってしまう紫耀くんは一度も見たことがない気がする。迷子になっちゃったことはあるけど… 馴染もうとすら思えないくらい余裕のないことは無かった。だから紫耀くんと大野さんが2人で横に並んでるのを見てみたい。








エンターテイメントの天才で化け物で全てをこなしてしまって、でも誰よりも必死に努力してそれをひた隠しにして、纏ってる空気はふわふわでいつも穏やかで、言語に頼らずに生きてるっていう他にはいないくらいの、なのに同じ要素をもつ2人が出会った時どんな化学反応が起こるのかをこの目で見たい。





そして、大野さんが京都の舞台で東山さんから学んだたくさんのことを紫耀くんも受け継いでほしい。だから今回のアイランドで東山さんの舞台の板を踏む者としての心得みたいなものを紫耀くんが吸収したらそれは紫耀くんにとってすごく価値のある財産になる。


紫耀くんはすごく誤解されやすくて、紫耀くんを客観的に見つめることが出来る方々からはあまり良い印象を持たれてないのかな〜と思うこともある。それこそ先頭に立つものとして、矢面に立つものとして、紫耀くん自身にあまり明確なビジョンがないから、なんとなくそこに立ってるように見えて、今までのJr.トップを務めてきた人たちと比べられるとそんなに評価して貰えないのかな〜って。
紫耀くんは飄々と生きる人だし、そうやって生きることが紫耀くんの心の守り方なんだなって見つめてきたけど、そのせいでぬるいって言われたり誤解されたりするのはすごく悔しい。




明確なビジョンを持ったところでその99%は事務所次第みたいなところもある今の状況で、昔の先輩たちのように振舞って欲しいなんて思わないし、本人が望んでJr.を背負ってるわけでもないし、、なんて私は思うけど、それは私が思ってるだけで、周りからしてみたら何ぬるいこと言ってんだ!が現状で。
(紫耀くんの場合は、明確なビジョンを敢えて持ってないのかな、とも思うけど。彼が未来について中々語らず、「今を頑張る!」ばかり言うのは、今を頑張れない人が未来を語るのはナンセンスなのかな〜…今を頑張ってたら未来を語る時間なんてないのかな〜…と感じてる。)
紫耀くんの在り方が変わらない限り周りの見る目も変わらないんだけど、紫耀くんを紫耀くんとして受け止めてくれる世の中じゃないことも切ない。





その中で、紫耀くんが自分のジャニーズとしての在り方を見つけられたり、強い羨望をぶつけられる相手が見つかったら、紫耀くんの言動とか行動とかがぬるいと受け止められることも無いのかなって思う。そして、あの紫耀くんが執着心を抱えたとき、どんなアイドル(人間)になるのかすごく興味がある。









私の超個人的な願望は、紫耀くんには東山さん大野さんの系譜を継いでほしい。この系譜のストイックさは紫耀くんに通ずるものがある気がする。







きっと紫耀くんはデビューしてからも、矢面に立つ存在になる。紫耀くんがまた、何やってるかわかんなくなっちゃう日が来るかもしれない。


東山さんは役がないみたいだから、お芝居を学ぶっていうのはあまり無いかもしれないけど、紫耀くんが紫耀くんらしく、ジャニーズとして存在するというのはどういうことか、すこしでもヒントが貰えたらいい。









きっといつか、紫耀くんが平野紫耀という壁にぶつかったとき、東山さんからもらえたそのヒントに導かれて答えが出せると思うから。