君をみるしかなかった

儚い男の子の夢追う姿を傍観するだけ

紫耀くんの数えかた




私は、紫耀くんの、廉くんとのお仕事の数えかたに未だに胸が疼くんだよ。







紫耀くんと廉くんはもう随分と長いこと一緒にお仕事してて、廉くんは「これから先も紫耀とは一緒にいるんだと思う」みたいなことを何度か話してるし、それはここ最近だけじゃなくてキンプリがなくなってちょっとしてから言ってた印象(私の記憶違いだったら困るから違ったら指摘してね!待ってます!)で、なんなら多分しょうれんがあまり話さなかった時期とかも、廉くんから紫耀くんに言ってた気がする…







だけど、廉くんがそう言ってるのと同じくらいかあるいはそれ以上長いこと紫耀くんは廉くんに対して「また一緒に仕事できるね」みたいなことを言ってるような気がするんだ………






その紫耀くんの言葉に深い意味があるのかはわからないけど、まるで廉くんと一緒にいれる時間、というかお仕事を数えてるみたいで、すごくどきどきしてしまう。










しょうかいちゃんに関してはそれをあまり感じなくて、そもそも一緒に仕事をする理由が明確だし、また一緒だな!みたいなのも紫耀くんから感じたことは一切なくて、それがしょうかいの関係性なんだろうと思う。



紫耀くんがかいちゃんとお仕事をするようになったのは、紫耀くんが東京に出てきてからで、すぐに一緒のグループになったわけでもなかったけど、紫耀くんが東京に来たら一緒に活動する人、という位置付けではあったから、未来も一緒に歩む人と思ってそうではないけど、今同じグループだし、来月も再来月も、同じグループでいるなら一緒の仕事が決まるのは当たり前みたいな感覚というか…




それこそかいちゃんといっしょにいることについてちゃんと自分の中で意味付けが出来ているのだろうなと思う。









けど、何故かかいちゃんより長いこと一緒にいるはずの廉くんについては紫耀くんの中でなんでいっしょにいるのか、意味付けが出来てなさそうなんだよね。すごく不思議。




それも紫耀くんの防衛本能なのかな…とか思ったりする……
今、過去を振り返れば紫耀くんと廉くんは同じタイミングで東京に来たように思えるけど、その当時は2人にとって「東京に行く」ということに大きな違いがあったんだろうと思うし、紫耀くんの心が東京に移った時と廉くんの心が東京に移った時は全然違って、廉くんの方がはるかに遅かったんだろうと思う。2人は同じタイミングで東京に来たけど、時を同じくして心を決めたわけではないんだろう。

だから、廉くんは大阪で紫耀くんが東京になるかもしれなかったし、実際そう感じた瞬間がもしかしたら紫耀くんにはあったのかもしれない。もしかしたら、廉くんとこの先一緒にいないかもって少しでも思う瞬間が紫耀くんにあったのなら、紫耀くんが廉くんとの未来に繋がる今を当たり前と思えないのは仕方ないことなんだと思う。

紫耀くんってお別れがすごく苦手な人だと思っているので、少しでもそういう可能性があるなら、お別れしたときにショックを小さくするために、自分の心を守るために、あまりその人との未来を信じないようにするというか…





そして廉くんとの未来を信じようとしないのは過去に廉くんと離れるな、と思った瞬間が紫耀くんの中に存在したからかもしれない。









だって、私は廉くんの考え方のほうが普通だと思うから…
大阪にいる時から一緒に仕事をする機会が多くて、同じタイミングで東京に出てきて、同じグループになって3年以上経ってたら、あーもう俺たち離されないな〜って思っても不思議じゃないというか…もちろんJr.なんてなにがあるかわからないのが現実だけど!でもきっとこれからもいっしょにいると思うって言ってもバチは当たらないくらい一緒にいろんなこと乗り越えたじゃん。






なのに紫耀くんはいつまで経ってもまるで廉くんとのお仕事は追加公演が決まったみたいな数えかたするんだよな〜。


新しく決まったお仕事を廉くんと一緒にできることは当たり前じゃなさそうで。ずーっと今まで同じ公演やっててそれがすごく好評だから公演期間延期して追加でお仕事やってる、みたいな言い方をいつもする。






紫耀くんがMr.KING帰属意識を持てたことは紫耀くんにとってすごく大きな変化なんだけど、廉くんに対しての意識が2016年の夏前から多分あまり変わってないように思う。

それだけ紫耀くんにとって廉くんが隣でなくなることは大きいことで、未だに自分を守ることに必死になってしまうくらい廉くんの存在って大切なんだろうな…






本当に紫耀くんは切ない男の子だよ……