君をみるしかなかった

儚い男の子の夢追う姿を傍観するだけ

2人のセカイ

しょうれんの話をします。が、彼らの心情に関しては100%フィクションとして読んでください。長くてtwitterでは収まりきらなかったのでブログを使ってます








‪紫耀くんは人類に対して「来る者拒まず去る者追わず」だから誰からも好かれるし誰とも仲良くなれるしみんなから愛されやすいんだけど、心の底を見せる人はすごく少なくて、私が思うに紫耀くんの心を覗けた人って、廉くん、ほくちゃん、慎ちゃん、岸くん、かいちゃんくらいだったのかなぁ。でも本当に本心を見せることはない気はしているし、神宮寺さんやいわちさんとも仲良しだけど、本音で語り合う、ではなく心から一緒に楽しく盛り上がれる友だちだと思ってて、でも紫耀くんにはそれだけ、の友だちも必要なんだろうな、と。






そしてしょうれんに関しては、去りそうな廉くんに不安を抱いてた期間があったっぽいというか…‬


‪あんなに「しょお!しょお!なぁ!アリオ行こうや!しょお!」な廉くんが1番に頼るのが自分ではなくなり、精神的にもどんどん距離が生まれてきたときに、「あれ?廉が離れちゃう…」ってなってしまったのかなぁとか思わんでもなかった。まぁ紫耀くんの感情はそんなに女々しくないんだけど、それに似通った感情は抱いてたかなって。






‪まさか廉くんが自分から離れちゃうなんて1ミリも考えてなかったんじゃないかなぁとか想像しちゃうんだけど、でもしょうれんの心が離れてしまったのは確かで、それはきっと本人たちが1番実感してたと思うし。戸惑いはあれども紫耀くんが追わなかったのも確かで、2人でひとつのセカイを共有‬してたように見えてた紫耀くん廉くんがお互いのセカイを作り、そのふたつが交わることもなかったせいでお互いの距離感が分からなくなっちゃったのもあるんだろうな、みたいな。‬

そんな中で一緒にいた時間だけは絶対にウソをつかないから、紫耀くんも廉くんもお互いに「ずっと一緒にいるよね、おれたち」って言い続けてたし、「何も言わなくてもお互いがわかるよ」ってファンにも自分たちにも言い聞かせるみたいに呪文を唱えてたし、オタクよりも誰よりも2人が、2人で一緒にいた時間を信じ続けてた、信じ続けたいんだろうなって今は思う。





廉くんが紫耀くんから離れちゃったとき、紫耀くんはきっと廉くんをずっと見守ってるみたいな気持ちでいたんだろうけど、でも廉くんがもう一度歩み寄ってくれたときにそれを紫耀くんがまっすぐ受け止めてあげられなかったようにも見えて、ちょっと苦しかったな…




1度、絶対に離れることはない!って思ってた廉くんが離れてしまって、でもまた廉くんが紫耀くんに呼びかけてくれるようになったとき、紫耀くんが廉くんを試したように感じてしまったんだな〜…「廉は次、俺がどれくらい距離をとったら離れちゃうのかな」って探ってるようで、自分のことを好いてくれる人には誰にでも懐いちゃうような紫耀くんがそんなことするのがなんとなく衝撃的だったというか。

まぁそれも彼らの中でデビューの話が出始めてからつい最近までだから、時間的には1年も経ってないんだけど、その時間の中で過ごしてるとまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜だいぶ長いなって思ってた。全然サシ飯行かないし。

でもサシ飯行かないくせして、「廉にご飯行こうって誘われて〜」って嬉しそうに自慢する紫耀くんも、「しょおの誕生日電話した!午前4時くらいにうぇーいっつって」って嬉しそうに自慢する廉くんもそこには居て、この子たちは今どの距離感で側にいるの?って思ったりもしたけど、でもやっぱりサシ飯全然行かないし、これは紫耀くんが避けてるんだろうな、と、思ってたよ、、、



そしてその紫耀くんが廉くんを試してる期間に廉くんが紫耀くんに愛想尽かしてもう一度離れちゃったらこの先一生紫耀くんと廉くんのセカイが交わることは無くなっちゃうんだなって思ったから、紫耀くんのお試し期間早く終われ〜ってヒヤヒヤしてたし、廉くんもう少しでいいから紫耀くんの心の準備が出来るまでまっててあげてお願い🙏って縋りまくってた。


けど廉くんが紫耀くんに歩み寄ってくれてる間に紫耀くんのお試し期間は、当たり前だけど、私の知らないところで終わってた。


2人のセカイは交わり、再び一部分ではあるけどそれでも共有できるセカイが出来てたのが2人とも大人になったんだなぁって思うところだった。


紫耀くんはずっと大人っぽかったというか、何かに執着することがなくて、それが寂しかったり儚さを感じたりするところでもあったんだけど、小さい頃から大人の世界で生きてきて、ある程度のところで諦めを見つけてしまう感じはずっとあった気がしている。

語弊がないように言うと、紫耀くんはすごく負けず嫌いだからそもそもこれ以上ないってくらい努力するし、才能も手助けしてくれるし、紫耀くんの持つ才能の中に努力する才能まであるから諦める前になんでも出来ちゃうんだけど、努力や才能ではどうにもならないことに対して見切りをつけてしまうのも早いというか。だからこそ切り替えの早さもあるし良いところなんだけど、、その執着のなさや見切りの早さがこちら側にとっては寂しく思うこともある……





でもそんな紫耀くんでもやっぱり年相応の大人っぽさ(という言葉で正確に伝わるのか不安だけど)だったから、離れそうになっていた廉くんに戸惑ったり、離れてしまった廉くんを優しく見守っていたり、きっと他の人には絶対に抱かない感情を持ってたことがしょうれんの尊さなのだろうと理解している。






以前の記事(『しょうれん論』)でも書いたけど、しょうれんはきっと他のジャニーズのシンメと呼ばれる2人組らしい2人組ではないし、シンメなのか?って言われると、ずっと一緒にいたけど…というグレーゾーンはある。

http://fleeting-boy.hatenablog.com/entry/2017/10/11/224932
しょうれん論はこちらです



けど、お互いが(特に紫耀くんが)お互いにしか抱かない感情があるし、きっと紫耀くんがイライラしてる自分を見せられるのは廉くんがいた時だけだったし、(特別とはいえそれが良いとは言えないけど、でも普段にこにこほにゃほにゃしてる仕事人紫耀くんに対して「楽屋の機嫌の悪さを治して!」と言ったのは廉くんだけだったと記憶してる。)廉くんは廉くんで紫耀くんから離れても紫耀くんへの信頼だけは揺らがなかったし、そういう部分でいえば、特別なふたりという意味で「シンメ」ではあるのかなと思う。


そしてもう2人はひとつのセカイを2人で共有することは一生ないかもしれないけど、それぞれのセカイが重なりあってて、紫耀くんも廉くんもお互いにお互いの距離感をやっと掴めたならきっと今のその形が正解なんだなって思う。


私は結局紫耀くん側からしかしょうれんを見れないけれど、廉くんが歩み寄るたびに照れつつも好意を素直に受け取れるようになった紫耀くんが愛しいなって気持ちでこれからを見守りたい。